Cellactose® 80
乳糖とセルロースは非常によく知られた医薬品添加剤です。どちらも天然由来であり、経口固形製剤に賦形剤・結合剤として汎用されています。
両者をコ・プロセスすることで錠剤硬度や付着性能の向上などの相乗効果が期待できることから、乳糖とセルロースをスプレードライにより一体化しました。
流動性や成形性が付与されたことから、コ・プロセス添加剤Cellactose® 80は、直接打錠に適した添加剤となりました。Cellactose® 80は、75%のα-乳糖水和物と25%の粉末セルロースで構成されています。
Shelf life / Retest - Standard Packaging
36 months - 20 kg Paper bag with PE-EVOH-PE Inliner
36 months - 20 kg Carton box with PE-EVOH-PE Inliner
粒度分布
[Air jet sieve]
- <32 µm: NMT 20%
- <160 µm: 35-65%
- <250 µm: NLT 80%
代表値
- かさ密度 [g/l]: 370
- タップ密度 [g/l]: 490
- Hausner比: 1.32
- Carrの流動性指数: 24.49 %
利点
- 原薬の低い偏析傾向によって良好な含量均一性が得られます
- 滑らかな表面により、簡単で経済的なコーティングが可能です
- 非常に高い成形性のよってデリケートな原薬の圧縮にも適しています
- 一定した乳糖/セルロールの割合を通じで安定した錠剤硬度が得られます
- 全ての打錠速度で高い重量均一性が得られます
用途
- Cellactose® 80は、同じ成分の物理的混合末を比較対象に、直接打錠用としてデザインされました
- Cellactose® 80は、錠剤硬度の向上、優れた流動性、混合した原薬と添加剤の偏析を防ぐ付着性能をもたらします
- Cellactose® 80は、その付着性能によって低含量の処方に使用可能です。また、Cellactose® 80の非常に高い硬度発現は、高含量処方にも使用可能です。